お歳暮ののしや贈る時期や価格の注意点

お歳暮でかになど海産物を送るときはのしも注意が必要で、もとはあわびの代用品として贈り物へ添えていたもので生ものを意味するため魚介類のときは付けないで、水引だけが印刷された掛け紙を使います。細かいですがのし紙や掛け紙が品物の裏側で重なる場合は、品の裏から見て左が内側に右が外側へなるように重ねて、逆だと弔事の巻き方になります。お歳暮はお世話になった人と長いお付き合いを前提にした習慣なので、明確な規定はなくても一度贈り始めると3年以上は続けるのが一般的です。お世話になった年だけ贈るときには御礼や粗品で贈ってお歳暮とは区別します。

購入するとのしはどうするかと店員に聞かれますが、何となく付けていた人も多いかもしれません。のしや水引には由来があって使い方も意味があります。マナーを守ることは相手を思いやることになり、自分の気持ちが伝わるようにマナーにも注意が必要です。お歳暮でよくある失敗は早すぎたり、遅すぎるなど時期についてです。

本来は相手の家へ持参するのが正式ですが現在は宅配で贈る方が殆どです。ただ、年末の忙しい時期だと相手に迷惑なるので、地域により違いはありますが11月下旬から12月20日ごろまでに届くのが理想です。用意するのが遅くなった時は関東なら松の内の1月7日まで、関西なら15日までにして御年賀で贈ります。この時期も過ぎてしまった時には立春の2月4日ごろまでに「寒中御見舞」として贈り、先方にはお歳暮として贈れなかったことをお詫びして、年明けに贈ることを手紙や電話で連絡をします。

贈る品も難しいことで、注意点で世話になったからといって高価な物はいけません。高額な物だと相手に気を遣わすことになるため、品物の価格も5、000円ぐらいを上限にします。お歳暮のことならこちら