お歳暮は、とくに最近では会社の上司や先輩などに加えて、わりと身近で親しい人にも贈るような習慣になってきているので、前に比べたらより身近で気軽なものになってきているのかもしれません。そしてお歳暮を贈る時期というのが年末ということもあって、この1年でお世話になった人たちへ感謝の気持ちを込めて、お歳暮を選んだり発送する作業自体が1年の締めくくりのある意味恒例行事といった位置づけをしている人もいます。こういった習慣は外国にはなく、日本独自のものなので、大事にしたいものです。それにこういった機会が、こちらからの感謝の気持ちを伝えるのはもちろん、1年の中でもそれほど頻繁に連絡を取るような間柄ではないときには、いわば久しぶりの便りとしての役割もあるといえます。
このように、昔たいへんにお世話になったけれど今は離れて暮らしているような相手の方には、お歳暮の内容もこちらの個性をだしたものにすると喜ばれます。遠くに住んでいる方だったら、今自分が住んでいる地域でしか手に入らないような話題のご当地グルメを選ぶのも良いでしょう。こういった場合には、今このあたりでどんなお取り寄せグルメが人気があるのかを調べてみて、それを贈ることもおすすめです。一般的なお歳暮だと、あらかじめデパートやお店によって選ばれた、有名企業などのギフトが多いものなので、個性をだし、趣向をこらしたギフト選びをすると、相手の方にとっても印象的となります。